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2007年前期のアニメの感想とか

・ 当たり前なのだけれど、本当に「クレイモア」が週ジャンで連載していて驚いた。紙面の雰囲気があそこだけ違うのだけれど、八木教広ファンとしてはたまらない。『エンジェル伝説』 と似ている設定もあるけれど、どうして八木教広さんが(厨二漫画と呼ばれかねない)バトルファンタジーものにいったのか不思議。週間少年「八木教広」とかで解明してほしい。ちなみに、アニメも普通に面白い。桑島法子さんのソツのなさは改めてすごいなと思った。

・ 今期のTVアニメでいまでもちゃんと観ているのは、
 「グレンラガン」
 「電脳コイル」
 「精霊の守り人」
 「大江戸ロケット」
 「クレイモア」
 「瀬戸の花嫁」
 「らき☆すた」
 「絶望先生」だけです(忘れていなければ)。

・ なにはともあれ、「グレンラガン」が突き抜けて面白い。第四話は作画というよりも、むしろ脚本が残念だったと僕は思うけれど、第四話を抜けると、あとはもう異議なし。どれも良回なのだけれど、第五話は倫理的に面白いし、後の伏線にもなっていて、「わしも読めんのだ」で初泣き。マギンの CV 中田譲治さんの声に痺れた。

・ グレンラガン、いまのところ最高なのはいいのだけれど、終わり方は気になる。これほど終わらせ方が気になるアニメは久しぶり。「リヴァイアス」以来かもしれない。終わり方というと、「RED GARDEN」の続きがでたとか。まだ観ていないのだけれど、GONZO 制作なだけあって観るのが少しこわい。ただ、途中まではかなり良かった。最後の最後で巨大ロボットがでてきたら、さすがに悶絶する。

・ 「精霊の守り人」は I.G. のわりに嫌味もなければ、説教臭さもあまりない。珍しい。映像は動いているし、しかもすごいきれい。ただ、相変わらず、主人公が完璧超人。どうして、ああいう隙のないキャラクタになってしまうのだろう。制作ドキュメンタリを見るかぎり、神山健治さんの意向みたいだけれど、いまのところ、僕はちょっと残念。

・ 「攻殻」の少佐も、個人的には原作のちょっと抜けた茶目っ気のあるほうが好き。I.G. は、天才とか、通常の人間とは別格の存在が活躍するほうが好みなのかなと思う。どうみたところで別次元の存在なのに「あなたたちと同じ水準の存在ですよ」というスタンスで物語に登場するからたちが悪い。

・ あと、OP 曲のラルク・アン・シエルはどうなのだろう。聞き慣れるとありだと思うけれど、見始めた頃、僕はちょっと不思議な気持ちになった。なにを言っているのかわからないし。打って変わって、ED 曲は・・・あれは良いものだ!

・ 「グレンラガン」「大江戸ロケット」の中島かずきさんだとか、「グレンラガン」「らき☆すた」の島本和彦さんだとか、今期はわりと熱血なのが流行り。やはり不景気なのかもしれない。

・ 中盤で切ったのは、
 「ぼくらの」
 「ギガンティック・フォーミュラ」
 「ひとひら」
 「まなびストレート」というあたり。

・ 「ぼくらの」はアニメ独自路線になってから、ちょっと距離を置いている。「なるたる」もそうだったけど、そもそもTVアニメにできるわけないよなというところ。「ぼくらの」は「なるたる」よりもキャラクタの特性(役割)がはっきりしているけれど、それでも各人のテーマの掘り下げはTVアニメ独自路線では難しいように思う。奇妙な倫理的メッセージを含ませられると、観ていていらいらしてしまうので、終わったあとでまとめて観ることにする。

・ 漫画を例にとると、間瀬元朗 『イキガミ』 はまだいいのだけれど、高橋ツトム 『スカイハイ』 はちょっとなという感じに似ている。どっちもどっちなのかな。高橋ツトム作品は総じて好きなほうなのだけれど。

・ ニコニコ動画でどういうわけか OP 曲の「アンインストール」が大人気。しかし、どうしてなのか僕にはわからなかった。たしかに雰囲気にあった曲だとは思うのだけれど。

・ ギガンティック・フォーミュラは途中から自然と観ないようになった。ギガンティックのデザイン自体は面白いのだけれど、途中からストーリィがおざなりになったような気が。

・ 余裕のできたときに観ようと思っているものもけっこうあって、
 「シグルイ」
 「地球へ」
 「キスダム」
 「おお振り」
 「スクールデイズ」とかはそう。観ないかもしれないけれど。

・ ただ、「シグルイ」は観たい。少し観たところ、なんだかすごかった。山口貴由作品ではどういうわけか「覚悟のススメ」もアニメ化されている。

・ 結局、アニメ・オリジナルで今後の展開を期待して見守れるのは、「グレンラガン」と「電脳コイル」ということで、変化球に「大江戸ロケット」というところ。
by kourick | 2007-09-05 00:00 | アニメ