寝る場所を変えたら夢見が悪い。あまりにも悪いのでそのまま同じ場所で寝るようにしている。環境は同じなのだから、早い話が僕と夢魔とのタイマンである(夢魔がひとりであるという保証はない)。

 そうしたら、五日目の今日の悪夢の悪行はぬるいものになっていた(部屋が汚いとか、その程度の悪夢である)。それにしたって五日……五日である。夢魔としての気骨はどこにいったのか。夢魔に気骨を求めるのもどうかと思うが、僕と夢魔とのタイマンは夢魔の怠慢によって幕を閉じた(駄洒落である)。

 そのせいだろうか、今日の夢の最後の台詞は「仕事じゃないんです……」だった。おそらく、夢魔の本音である。正直、「仕事じゃないっていわれても……」と僕も困惑したが、彼らは彼らで大変なのだろう。

 僕は自分の部屋に帰ると珈琲を温め、窓の朝日を眺めると、夢魔に「さようなら」と呟いた。
 もちろん嘘である。めでたし。
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by kourick | 2006-05-27 00:00 | 夢峰
c0157225_13562078.jpg知っている人は少ないと思うけれど、僕は窓が好きだ。

扉よりも窓が好きなのだ。そういう人間は大体、空想家ということになっている。

いま決めた。(ここが窓好きらしいところだ)
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by kourick | 2006-05-27 00:00 | 画像
青空文庫Project GutenbergProject Sugita Genpaku といった具合に著作権切れの出版物はわりとウェブで読めます。そういったわけでウィトゲンシュタインの Tractatus Logico-Philosophicus も探せばあるのだけれど、このグーテンベルク版の英訳の論考が酷い。単語の打ち間違い程度なら可愛いもので、番号がずれていたり、そもそも節が欠落していたりします。

また、おそらく自分で訳して作ったものではなくて、1961年に出版された D.F.Pears&B.F.McGuinness の新訳からの丸写しではないかと思われます(丸写しできていないのだけれど)。著作権違反です……とかいって、どちらかというとそのほうがありがたかったりもするわけだけれど、欠落があったりすると困ってしまう。イタリックの強調を一切していないのもいただけないし空白の入れ方も雑です。

悪事を推奨するわけではないけれど、それにしたってある程度目立ってしまう行為には美意識が必要とされるのではないかと頭の片隅でちらりと思う。そういうわけでまだ最初のほうしかチェックしていないけれど間違っているところを訂正していこうと思います。
2.01231
「thought」は「though」の間違い。
2.0211
「they」は「the」の間違い。
2.1514
内容が欠落。
「The pictorial relationship consists of the correlations of the picture's elements with things.」
2.202
内容が欠落。
「A picture represents a possible situation in logical space.」
2.202
2.203 の内容。
2.203
2.21 の内容。
2.21
欠落。
3.13
内容の一部が欠落。
一段落目「A proposition includes all that the projection includes, but not what is projected.」
二段落目「Therefore, though what is projected is not itself included, its possibility is.」
3.1431
内容の一部が欠落。
二段落目「Then the spatial arrangement of these things will express the sense of the proposition.」
3.144
内容の一部が欠落。
二段落目「(Names are like points; propositions like arrows―they have sense.)」
3.325
「logicalgrammar」は「logical grammar」(logical は斜体)の間違い。
3.328
「Occam'smaxim」は「Occam's maxim」の間違い。
3.333
「Y」は「ψ」,「O」は「φ」,「d」は「∃」の代替。(なお、ここに限らず、論理記号等、特殊な記号を用いていると思われる箇所はグチャグチャになっている)
3.42
二段落目「new elements in co-ordination.」は「new elements―in co-ordination.」
4.013
一段落目「the use [sharp] of and [flat] in musical notation」は「the use of ♯ and ♭ in musical notation」
4.27
内容が欠落。
「For n states of affairs, there are possibilities of existence and non-ezistence.
 Of there states of affairs any combination can exist and the remainder not exist.」
4.031
二段落「‘This proposition has such and such a sense,」は「‘This proposition has such and such a sense’,」
5.1361
二段落目が欠落。
5.51
「(neither p nor g).」は「(neither p nor q).」
5.526
二段落目が欠落。
5.5301
「the function, Of course,」は「the function f./Of course」
5.532
二段落目が欠落。
5.541
「A has the thought p’」は「‘A has the thought p’」
6
一段落目が欠落。
6.12
三段落目後半「in this shows」は「in this way shows」

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by kourick | 2006-05-22 00:00 | ○学
c0157225_13534088.jpg
 ユニット折り紙熱、再燃。ちまちま作る感じが最近の時間の使い方と適合しやすいのかもしれない。そういうわけで、折り紙による正五角形の作図をちょっと紹介。

 正五角形は「伏見式」という方法で近似ではない正確なものが折れるのだけれど(伏見康治・伏見満枝『折り紙の幾何学』,日本評論社,1984年)、これがなかなか繊細な作業を要する。

 ちょっとした目測(角度)の違いで一辺の長さが2~3ミリずれる。誤差4~6ミリだと見た目にも明らかに形のおかしい(正)五角形ができてしまうので、なかなか難しい。

 もう少し小さな紙を使うと良いのかもしれないけれど、そうすると紙の厚さから生じる誤差が気になってしまう(僕の折り紙技術の低さがネックになっていることはいうまでもない)。

 これが正六角形になると正三角形から作れるのでわりと正確なものが折れる。ちなみに市販の一般的な大きさの色紙だと、正五角形は一辺が91~92ミリに収まるようにするとわりときれいなものが折れる。
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by kourick | 2006-05-14 00:00 | 画像