僕の書いた ネタの流れに関して というテキストに RinRin王国 さん(8/30)と 酔拳の王 だんげの方 さん(8/30)から反応をいただきました。RinRin王国さんの「理解はできますが実感はあまりありません」というのには、僕はむしろ、実感がないからこそ意識する必要もあるのではないかなと思います。そして、だんげさんの「面白いと感じたものは載っけていこう精神」というのは、個人ニュースサイトを運営している人たちに共通した精神なのかなと思います。

「あのサイトは面白い!」というのがテキストサイトに求められる評価だとすれば、個人ニュースサイトに求められる評価は「あのサイトはなにか面白いものに繋がっている!」です。自分が面白いと感じたものを素直に載せて、そういった自分の感性が、自分のサイトの個性に繋がるというのが理想ではないかと思います。

サイトの個性といっても、集めるネタ、レイアウト、色合いなど、サイトのフォーマットに特徴をもたせるのには限界があります。どこかは似てしまうし、探そうと思えば、自分のサイトをあえて「劣化」させることも可能だと思います。しかし、その人がやっている、やり続けているということは、代替の利かない、もっとも基本的な個性です。

だから、もし、ニュースサイトに「個性の基準」があるとするなら、扱うネタや感想の面白さよりも、どれだけサイトを持続しているかというのがトップにきそうだなと僕は思います。ある種の信頼感というものが、そこには関係してきそうです。

「ウェブの映画評は全然あてにならない」ということを指摘されている人がいました(どこのサイトだか忘れてしまいましたけれど、比較的大手だったと思います)。でも、その人は信頼できる映画評をするサイトも挙げていて、どうして信頼できるのかというと「映画評をしている管理人の好みや観点が事前にわかっているから、その映画評が作品を誉めていても貶していても納得できる」からだと言っていました。つまり、その映画評をするまでの幾多の映画評の積み重ねが、ひとつのエントリに重層的な価値を与えているわけです。

こういうことがありますから、長いこと続けてみるというのは、そのサイトの個性に繋がる、実に大きな要因ではないかと思います。個性というのは本人が「だす」ものではなく、周囲の人間が「感じる」ものではないかという気もしますし、個性がないことすら個性であると言われたりしますから、まずは「彼の個性はどこにあるか」と周りの人に認知されるまで続けてみると良いのではないでしょうか。ゲーテも言っています。われわれには知らないことがいっぱいある。生き続けていけ、きっとわかって来るだろう。
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