「チェス」という語の印象による説得力

 トリノ五輪の影響でカーリングが流行っているらしい。その理詰めの展開から「氷上のチェス」と呼ばれるらしいのだけれど、カーリングはチェスよりもビリヤードに近いように思う。だからといって、じゃあ「氷上のビリヤード」ならいいのかというと、それもちょっと違う。

 逆に、ビリヤードを「卓上のカーリング」とすると、これはかなり違う。ちなみに「ピンポン=卓上のテニス」「テニス=地上のピンポン」とかだとあまり違和感はない。なににせよ、「チェス/理詰め」という連関の自然さにここは感心するところなのだろう。

 これが「将棋」や「囲碁」になるとまた印象が変わる。やはり、典型的な「理詰め」の印象、「シンプルなルーチンワーク」を感じさせるのは「チェス」だ。将棋は「奪取した駒を再利用できる」こと、囲碁は「盤面が広すぎる」ことでチェスよりも複雑になる。
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by kourick | 2006-03-08 00:00 | 考察