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Web の情報にはでたらめなものが多い?

Web の情報はでたらめなものが多いと言われます。たしかにそうだなと僕も思います。しかし、それを言うなら、書店で置いている書籍にしたってでたらめなものは多いです。ましてや、新聞やTV番組ともなると、もはや言わずもがなだったりします。どの媒体にしたって、決定的に信頼できる審査機構はありません。結局のところ、どこもかしこもでたらめな情報で溢れているのです。

情報というのは、なにかしら色眼鏡を通して見るしかないのだから、そのことを意識して情報を受容するような態度を養いましょうねというのがメディリテラシーの本質なのではないでしょうか。要は情報に踊らされてはいけないよということですね。自分に影響している情報に対して自覚的になりましょうということです。

なににせよ、情報の正確さというところに Web とその他の媒体との本質的な差異はないと僕は思います。Web の情報量が増加するにつれて、その表面的な差異も次第に消失するでしょう。あとには情報にアクセスする経路の違いだけが残るはずです。また Web を評価するときに「情報の正確さ」という一本の評価軸だけしか考慮しないのは不適切であるようにも思います。
by kourick | 2005-07-13 00:00 | ネット