個人サイトの運営者が必ず一度はぶつかる問題

 比較的長いことサイトを運営していると「やれやれ、いったいなにをやっているのやら」と自分に辟易することや、「はたしてなにを書こうか、書かねばならぬか」と自意識過剰になったりするということはままあるもので、そのようなときはさすがにちょっと考える必要があったりする。

 続けるか、続けないか。

 ここで、「続けるのをやめたい」と思うのは基本的に精神的負担がゆえにである(なぜなら、肉体的負担が許容量を超えた場合は自分の意思にかかわらず、やめる必要が生じるからである。つまり、サイトを運営している場合じゃない、時間がない)。

 ではなぜ、精神的負担を強いられているのかと考えると、それはやはり自意識過剰だったりする。きつい言葉を使うなら、そのようなことを考えていること自体が「おこがましい」とすら思える。やめたければ、即座にやめれば良いのだから。自分はいったい何様になったのだろうか、と。

 基本的に個人サイトというのは「ノーリスク、ノーリターン」である。

 よって、まあ、僕は大体は続けることを選ぶ。なぜなら、続けても続けないでも、なにも僕に影響しないからである(逆に言うと、サイトを続けることで負の影響を得るのなら、僕は即座にサイトを閉じるに違いない)。もちろん、多少の肉体的負担はたしかにある。

 ただ、それがどうしたことだろう。なにもする必要のない時間を、人はどれだけ有意義に使えるだろうか。ただただ時間を無為に過ごすのではあるまいか。もし、無為に過ごすのであるのなら、無駄に過ごしたほうが幾分ましである。そう考えると、これはむしろ望ましい負担ですらある。

 サイトの構築に己の義務を感じることは、不健全ではあっても、決して益なきことではない。前向きに無駄を為そうとする精神はときに必要だ、と僕は思うからである。だから、続けても続けないでも同じとき、僕は続けるほうを選ぶ。そうありたいと思う。
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